日本酒好きのみなさまこんちにわ
日本酒は非常に奥が深く全国に約15000種類の日本酒があります。
そんな中から好きな日本酒を探しだすのは困難だと思います。
なので今回は自分の好みの日本酒を探す為に日本酒の基本を紹介したいと思います。
日本酒の種類や基本的な名称を深く掘り下げてレビューしていますので、気になるところから読み進めて下さい。
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普段からバーテンダーという仕事柄、様々なお酒を試飲しています。
蒸留酒以外にもビールや日本酒などの醸造酒もほぼ365日飲んでいて、新しい日本酒を探すのが趣味です。
日本酒とは
日本酒には「米」と「水」からできているお酒です。
厳密には米からつくられる麹と酒母を一緒に発酵させて作ります。
また日本酒は醸造酒という種類のお酒です。
醸造酒とは米や果実などの原料をアルコール発酵させて造られるお酒です。
一方でウィスキーやジンなどは蒸留酒といわれるお酒です。
蒸留酒は醸造酒を気化させた後に冷やして再び液体にしたものです。
蒸留することで度数の高いお酒になります。
法律上は日本酒のことを清酒といいます。
アルコール度数22度未満という決まりがあります。
最近では日本飲みならず世界中で人気があり、海外では「SAKE」と呼ばれています。
映画「クローバー•フィールド」にも日本酒で乾杯するシーンがあり、世界的エリートの間では通の嗜みとして広まっています!
日本酒の基本用語【一合ってどれくらい?】
日本酒を楽しむ上で知っておくと便利な用語を簡単に解説します。
一合
日本酒の量を表す単位で180mlを一合と呼びます。
ちなみに一升は1800mlで、一升瓶の量です。
上立ち香
器に日本酒を注いだ時に感じる最初の香りのことです。
淡麗
すっきりした淡い味わいのことです。
ビールを表現する時にもよく聞く言葉ですね。
濃醇
コクとしっかりした味わいを表す表現です。
麹
麹はカビの一種です。
お米のでんぷん質を糖化させる日本酒造りの重要な役割を担っています。
酒母
アルコールを発酵させる為に酵母を培養して大量に増殖させたものです。
日本酒の種類
日本酒の種類には大きく分けて純米系と本醸造系の2つの種類があります。
そこから精米の歩合(米を磨いている歩合)によって様々な種類にわかれます。
純米系
水と麹と米の3つの原料のみで作られる日本酒です。
お米の風味を楽しめます。
また精米歩合によって、純米大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒にわかれます。
お米を玄米の状態からどれだけ削ったかを表す単位です。
削る量が多いほど価格も高価になりますが、米の中心部の旨みのみを抽出できる為、濃厚な味わいになります。
純米酒
純米酒は精米歩合の規定はなく様々な味の日本酒があります。
個性が出やすい日本酒です。
純米吟醸酒
米をもとのサイズから60%以下まで磨いたものを使用して造られます。
お米の濃厚な旨みと優しい味わいを楽しめるお酒です。
純米大吟醸酒
お米を50%以下まで磨いたものを使用して造られます。
50%以上カットすることで、雑味が非常に少なく、お米の旨みをダイレクトに楽しめます。
日本酒の中でも最高級のグレードです。
本醸造系
水と麹と米を原料に使用するのは同じですが、プラスで醸造アルコールが添加されている日本酒を本醸造系と呼びます。
醸造アルコールはほとんどが、サトウキビを原料としています。
こちらも純米系と同じように精米歩合によって、大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒にわかれます。
本醸造酒
精米歩合が70%以下の本醸造系の日本酒です。
食中酒として飲まれることが多いです。
吟醸酒
精米歩合が60%以下の本醸造系の日本酒です。
基本的には、淡麗ですっきりした味わいとフルーティな香りが特徴です。
大吟醸酒
精米歩合が50%以下の本醸造系の日本酒です。
吟醸酒よりも、より雑味が少ないクリアな味わいです。
日本酒の選び方
日本酒の楽しみはボトルを選ぶところから始まります。
今回は3パターンの日本酒を選び方を紹介します。
1.好みの種類を見つけて楽しむ
上記で紹介したように、純米系か本醸造系、精米歩合によって風味も価格も変わります。
種類で選ぶ楽しみは、たくさんあります。
例えば
米の旨みを楽しめる純米系を選ぶ
大吟醸酒のワインのようなフルーティな味わいを選ぶ
食中酒に合う酸味の強い本醸造酒を選ぶ
などなど、お気に入りを見つけて様々な楽しみ方をできるのが日本酒の良いところですね。
お気に入りを探してみてください。
2.産地の違いを楽しむ
日本酒蔵は日本中の至るところにあります。
基本的にお米が美味しい都道府県の日本酒は美味しいですね。
また都道府県によって水質も様々です。
例えば京都の日本酒は軟水を使っていてまろやかな味わいを楽しめます。
京都と対象的に兵庫は香水を使っていて、キレのある辛口の日本酒が多いです。
それぞれの土地の食べ物に合うように、造られていることが多く、産地によって様々な個性を楽しむことができるのが日本酒のメリットです!!
まずは地元の日本酒を飲んでみるのもいいですね
3.温度差を楽しむ
日本酒は基本的に、他のお酒のようにソーダや水で割るような飲み方はあまりしません。
日本酒の飲み方は温度差を楽しむ飲み方がポピュラーです。
温度によって、様々な名称の飲み方があります。
5〜10℃刻み下記のよう名称になっています。
温度 | 名称 | おすすめの日本酒 |
---|---|---|
5℃ | 雪冷え | 純米系 吟醸酒 |
10℃ | 花冷え | 純米系 吟醸酒 |
15℃ | 涼冷え | 純米酒 本醸造酒 |
20℃ | 常温 | 純米酒 本醸造酒 |
30℃ | 日向燗 | 純米系 |
35℃ | 人肌燗 | 純米系 |
40℃ | ぬる燗 | 純米系 |
45℃ | 上燗 | 本醸造酒 |
50℃ | 熱燗 | 本醸造酒 |
55℃以上 | 飛切燗 | 純米酒 本醸造酒 |
フルーティな味わいの日本酒は、冷やして飲むとより一層華やかな味わいになります。
逆に熱燗で飲むと香りが立ちすぎて飲みづらくなりやすいですね。
一方で純米酒や本醸造酒はあたためることで、雑味成分がなくなり、日本酒の旨みをよりダイレクトに楽しむことができます。
「酒は純米、燗ならなお良し」という言葉はとても有名です
最近では、プロが選んだ日本酒がおうちに届くサービスもありますね。
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日本酒 まとめ
今さら聞けない日本酒の基礎知識を紹介しました。
日本酒は非常に奥が深く、日本独自の発展を遂げたお酒です。
こだわりだせばキリがないですが、その分自分のお気に入りを見つけときの喜びはとても大きいです!!
是非お気に入りの1本を見つけてください!
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